記事監修代表取締役社長
旦壮之助
広島のハウスメーカーとして 「人と地球に優しい 家づくり」 を通じて、 大切な家族と過ごす空間づ くりを提案。 2022年にはUa値 0.25を達成し、 高断熱・高気密や省エネルギーな住宅づくりにも 注力している。
アイレストホームの家づくり ▶
PART3 「断熱材検査」にこだわる理由
アイレストホームでは、より安心・安全な住まいを提供できるよう、JIOによる現場検査を5回受けていますが、その中でもこだわりを持って追加した検査が「断熱材検査」です。というのも、まずはいくつか他社事例を見てください。
これらは熱画像(赤外線)カメラを使って施工部分の断熱状況を調べた事例です。
コンセント・スイッチ箇所やエアコンコンセントの部分、筋交いのある部分で、熱が漏れているのがはっきりわかります。
これら熱漏れは、①断熱材の充填不足 ②伱間 ③防湿層の端部処理不良 が主な原因とされています。
断熱材施工の欠陥は、私たちが見えない内部で結露を発生させ、基礎金物のサビや柱が腐食する原因にもなります。
結果的に構造上の耐力低下の要因につながるため、しっかりと不良箇所がないかチェックしたいものです。
ではJIOの検査で確認された施工不良の事例をもう少し見ていきましょう。
これら事例を見たみなさんは大変ショックを受けられたのではないでしょうか。
誰が見てもわかるような伱間が数多く見受けられますし、このような断熱材の施工不良はチェックが入らなければそのまま見過ごされていたことになります。
ではなぜ施工不良が起きてしまうのか。
主な原因は
●大工職の施工のため個人差が出やすい
●施工者の熟練度のバラつき、知識不足
●施工精度のチェック体制が機能していない
などです。
ひと口に断熱材と言っても多種多様で、それぞれ取り扱い方が異なり、その正しい施工方法を熟知していなければ施工不良が起きてしまいます。ですがお客様からすると、施工者の熟練度を知る方法はありません。そこで「断熱材検査」に注目したわけです。
JIOの「断熱材検査」は、住宅の断熱・防湿・気密に関わる検査をします。
断熱材の種類・厚みのチェックはもちろんのこと、断熱材の小さな伱間がないか、また防湿・気密シートの施工のチェックもおこないます。
第三者から厳しい目で検査していますので、前述の事例のような施行不良を見過ごすことはありません。
「断熱」にこだわった設計で、いくらペアガラスやトリプルガラスなど採用しても、断熱材施工に問題があれば、断熱性能を維持することが難しくなります。アイレストホームでは、ご提案した設計通りの断熱性能を確保するため「断熱材検査」の追加を決めました。
「断熱性能」にこだわる以上、「断熱材検査」は必須検査と考えています。
記事監修代表取締役社長
旦壮之助
広島のハウスメーカーとして 「人と地球に優しい 家づくり」 を通じて、 大切な家族と過ごす空間づ くりを提案。 2022年にはUa値 0.25を達成し、 高断熱・高気密や省エネルギーな住宅づくりにも 注力している。
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