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社長コラム【保証・保険編②】
2022年12月18日(日)
  • 社長コラム【原本】

 

PART2 第三者機関であるJIOが実施する6回の検査

それでは、JIOによる現場検査の内容を詳しくご紹介しましょう。

アイレストでは、新築工事完了までに6回の現場検査を受けます。

まず瑕疵保険加入のための標準検査として「基礎配筋検査」・「躯体検査」が行われます。

「基礎配筋検査」は基礎配筋工事の完了時、構造上重要な鉄筋の太さや配筋間隔などをチェック。

コンクリートが流れてしまえば見えなくなる基礎の内側部分ですので欠陥があってはならない部分です。

 

「躯体検査」では建物の柱や梁、金物部分など基礎構造に関わる数多くの項目が確認されます。

金物がちゃんとついているか、所定の位置にボトルが閉めてあるかなど、一つ一つ細かいところまで見ていきます。

 

さらにJIOからは検査ごとに写真付の検査報告書が作成されるため、目に見えない部分の確認が可能となり、お客様にも家づくりをする上で大きな安心材料としてご提示できるのです。

以上2回の検査は、法律で定められた瑕疵担保責任を履行するための検査として、JIOに加入する全ての住宅事業者で行います。

 

そしてこの2つの標準検査に加えて、アイレストホームでは施工品質を高めるオプション検査を4回追加ています。

「基礎型枠完了時検査」・「外装下地検査」・「断熱材検査」・「気密検査」の4つです。

 

「基礎型枠完了時検査」とは土間のコンクリートを打設し、立ち上がりのコンクリートを流す型枠を組んだ後の検査です。

型枠の検査は立ち上がりの高さや幅だけでなく、ホールダウン金物やアンカーボルトなど、立ち上がり部分に使われる金物の本数や設置位置の寸法も細かく確認していきます。

この「基礎型枠完了時検査」を広島県内で採用している事業者は、アイレストホームだけのようです!(現時点)

話は変わりますが、JIOの調査によると、保証物件で発生した事故のうち94%が雨漏りによる事故だったという報告がありました。
そこでアイレストホームでは、雨漏りに対する念入りな検査として「外装下地検査」を採用しました。

外壁仕上げ材の下に貼る防水シートのチェックです。
防水シートは万が一外壁に穴が空いてしまった場合、構造体が濡れるのを防ぎます。

施工を失敗すると雨漏りにつながるため一番肝心なポイントです。

特に窓周りやバルコニーの取合い部分など、雨漏りの原因になりやすい箇所は重点的に検査します。

 そして続いての検査が「断熱材検査」。実はこの「断熱材検査」もアイレストホームが広島県内で最初に導入しました。

今でも実施する事業者は少ないそうですが、「断熱材検査」を受けることを決めた理由については、次回PART3で書こうと思います。

アイレストホームではJIO(第三者)の厳しい検査・チェックを増やすことで、検査指摘項目を確認でき職人への指導がより明確にできるようになりました。

さらに職人同士では、検査でどこを指摘されたかなど情報交換が積極的に行われているようです

その成果もあって外装下地検査においては、検査を受け始めた当初から比べると格段に指摘箇所が減り、職人のみなさんが切磋琢磨して施工技術に磨きをかけてくれていることが分かります。

検査を増やしたことで、常に職人同士が新しい情報を共有し勉強し合う機会をつくり、施工レベルの底上げにもつながっています。

 

 

記事監修代表取締役社長
旦壮之助

広島のハウスメーカーとして 「人と地球に優しい 家づくり」 を通じて、 大切な家族と過ごす空間づ くりを提案。 2022年にはUa値 0.25を達成し、 高断熱・高気密や省エネルギーな住宅づくりにも 注力している。

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