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音響熟成木材と健康の関係④~空気浄化~
2021年8月17日(火)
今日は、音響熟成木材と健康の関係④として、空気についてお話したいと思います。
杉は、”体が喜ぶ空気を作る”と言われています。
木が、光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を供給することはよく知られています。
また、大気中の有毒ガスを吸収・吸着して空気を浄化する機能がありますが、日本固有の木である杉はその力が特に強いということが分かってきました。
山や、神社などの杉木立を通ると頭がすっきりするとするのは、このためだと言われています。
■空気中の有害物質を吸収し、きれいで体にいい空気を作ります。
杉はヒノキと同じ針葉樹ですが、空気の浄化作用はヒノキより杉の方が優れています。杉には、水分や養分を吸い上げる「仮道管」の空隙が多く、これが空気中の二酸化炭素などの有害物質を吸収し、空気を浄化します。
■きれいな空気で脳を活性化させる
私たちは毎日たくさんの空気を体内に取り込んでいますが、同時に有害物質も体内に取り込んでいます。特に脳は大量の空気を必要としているため、きれいな空気は脳の活性化させます。
小さな子供は空気の摂取量が体重比で大人の2倍にもなり、有害物質の影響も大きくなります。
そのため、成長段階にある子供の心と体をいきいきとさせるためにも、きれいな空気はとても大切です。
■湿度を一定に保ち、カビ、ダニ、ウィルスの増殖を抑止
暮らしに快適な湿度は50~60%で、湿度が70%を超えるとカビやダニが増殖し、喘息などの原因に。室内が乾燥しすぎると、肌が乾燥してアトピーの症状が出やすく、ウィルスが増殖して風邪をひきやすくなります。杉には、室内の湿度を一定に保とうとする調湿作用があります。これは、杉の細胞が湿度が高くなると水分を吸収し、低くなると水分を放出するエアコンのような働きをするからです。こうしてきれいで快適な空間をつくりだします。
■音響熟成木材で作られた机やいす、小物などを置くだけでも部屋の空気を浄化する効果が十分にありますが、床材や、天井に音響熟成木材を用いることで、更なる空気浄化機能が期待されます。
音響熟成木材と健康の関係①~③はこちらから↓