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幻の漆喰と他の住宅の漆喰の違い
2021年6月24日(木)
今日は漆喰について説明したいと思います。
漆喰は塗り壁ですが、似たようなものに珪藻土というものもあります。
漆喰と珪藻土は共に原料は粉末状のものなのですが、漆喰の主成分は消石灰(水酸化カルシウム)です。
言葉の通り、カルシウムが水酸化したもので、簡単に言うと貝殻を高温で焼いた粉末です。
粉末を壁や天井に塗るには糊が必要となりますが…
①自然素材でできたもの
②防腐剤が入ったような合成糊
あなたはどちらの糊を選びますか??
多くの方が①自然素材でできたものを選ばれると思います。
「幻の漆喰」に使っている糊は海藻の一種である銀杏草から作っているため、幻の漆喰を塗る時にほのかに磯の香りがします。
幻の漆喰は練った状態で袋詰めされた状態で出荷されるのですが、海藻から煮て生成した糊だからこそペースト状になる訳であり、一般によく流通している漆喰や珪藻土は粉末で出荷されています。
自然な糊であれば粉末にはなりにくいため、水を現場で入れて混ぜるということになります。
その過程で、カビ防止のために防腐剤が入っていることもあるようです。
せっかくの自然素材も防腐剤が入った合成糊を使っていては効果に疑問があるのは当然ですね。
「F☆☆☆☆(フォースター)」の表示がされている漆喰や珪藻土には、ホルムアルデヒドは入っていないものの、他の化学物質が入っているから表示していると言えます。
自然素材だけでできている漆喰ですと、そもそも化学物質を含まない自然素材として告知対象外となります。
F☆☆☆☆とは…?
建材におけるホルムアルデヒドの使用規格にあたるもの。Fというのがホルムアルデヒドの発散濃度を示した基準であり、F☆☆、F☆☆☆といったように安全性が高いほど☆が増え、星が四つのF☆☆☆☆が最高等級とされています。また、F☆は使用基準を満たさないため建材として使うことはできません。
幻の漆喰は有明海の赤貝を主原料に、銀杏草と麻のスサからできています。
自然素材100%であり、独自の「光熱触媒作用」により化学物質を吸着・分解するチカラがあります。
何年経っても住まいの空気がキレイに感じるのはこのためです。
築10年ほどのアスタモデルハウスですが、今でもきれいな空気を保っています。